サイト表示の問題

web制作時のトラブルというのはいろいろとあります。よく起こるのが、自分が意図していたデザインと実際にブラウザで表示されたデザインが違うというものです。たとえば、文字と文字の間隔が予定よりもせまかったり、あるいは、タイトルと記事の間隔が広すぎたりといったことが挙げられます。
なぜこのようなことが起きてしまうのか、原因はいくつかあります。まず、数値の設定ミスなど、web制作者のケアレスミスで起きてしまうというパターンです。サイトのデザインは、スタイルシートというものを使って行われますが、大きさや幅、高さなどを数字で設定することが多いです。この数字を本来10のところを100と入れてしまったりすると、サイトの見た目が大きく変わってしまいます。
また、スタイルシートにおいて、設定の単位を間違えてしまうということも起こる可能性があります。大きさ、幅、高さの単位には相対値であるパーセント、絶対値であるピクセルなどがあり、これを混同してしまうと、やはり、意図していたデザインと大きく変わることになります。
ケアレスミス以外の原因としては、ブラウザの違いというのがあります。ブラウザはいろいろな種類がありますが、それぞれ、スタイルシートの解釈、そしてその表示方法が微妙に違っています。種類だけではなく、同じブラウザでもバージョンによって解釈が違うということもあります。たとえば、あるブラウザにおいて、スタイルシートで10と設定された文字の大きさは、別のブラウザでは8と設定された文字の大きさと見た目は同じであるといったことが起こりえます。
そのため、web制作者が普段使っているブラウザでの表示と、サイト閲覧者が使っているブラウザでの表示が少し違うということがあるのです。
仕事としてweb制作を行っている人は、そういったトラブルを避けるために、違うブラウザでもまったく同じように表示されるようにするノウハウというのをいくつも持っています。